no Smart ContentDAZ Studio 4.6において、データベースをリセット(Reset Database)をしてメタデータをインポート(Re-Import Metadata)を行っても[Smart Content]が空で何も表示されない場合は、データベースが壊れている可能性があります。
壊れたデータベースは初期化する必要があります。

これはもう以前から何度も行っていて、ブログでも触れたりしていますが、DAZ Studio自体のインストールにもDAZ Install Manager(DIM)を導入してからは初めてです。
ちょっとやり方が変わっていたので、余計な遠回りをしてしまいました…。

DAZ Studioのコンテンツ管理は「Content Management Service(CMS)」というツールが常に起動され、水面下で活動しています。
これはDAZ Studio本体とは別にインストールされるものですが、
DAZ StudioをDIMを使わず手動インストールした場合、DAZ Studioのインストーラに含まれています。
アンインストールはDAZ Studioとは別に行い、インストールはDAZ Studioとセットのため、初期化作業が面倒でした。
DIMを利用してDAZ Studioをインストールした場合には、CMSを個別にインストールできるようになっていました。

手順をメモしておきます(WinXP32bitの場合)。
DAZのトラブルシューティングに詳しく載っています。
https://helpdaz.zendesk.com/entries/22523891-Trouble-shooting-the-Smart-Content-Pane

<手順>
1) DAZ StudioとContent Management Serviceを終了します。
01-1スタートメニューに「Stop DAZ Content Management Service」というのがあるので、これを実行してCMSを終了させます。

01-2「許可されていない~」にチェックが付いていると実行(CMS終了)されないので、チェックを外してから「OK」をします。

2) Content Management Serviceをアンインストールします。
02スタートメニューから「Uninstall DAZ Content Management Service」を実行します。
C:\Program Files\DAZ 3D\Content Management Service\Uninstallers
にアンインストーラ本体の「Remove-DAZContentManagementService.exe」があります。

3) 壊れたデータベースを手動で削除します。
03
C:\Program Files\DAZ 3D\Content Management Service\databases
に、データベースのファイルがあります。これを手動で削除します。
Vista以降では
C:\Programdata\DAZ 3D\Content Management Service\databases
にあり、隠しファイルになっています。
「ファイル名を指定して実行」 で 「%programdata%」 と入力してEnterキーで参照できます。

削除を忘れると初期化の意味が無いので忘れずに!

4) Content Management Serviceを再インストールします。
04
DAZ StudioをDIMでインストールした場合、
C:\Program Files\DAZ 3D\DAZ3DIM1\cms
の中に「DAZContentManagementService.exe」があります。
これを実行するとインストールが始まります。
データベースの場所をどこにするか問われる場面がありますが、デフォルト(初期設定)を弄らないことが推奨されています。

5) Content Management Serviceを起動します。
05スタートメニューに「Start DAZ Content Management Service」があります。
これを実行します。


6) DAZ Studioを起動してメタデータをインポートします。
06-1[Smart Content]か[Content Library]のオプションから、
'Content DB Maintenance...' を選択。

06-2Re-Import Metadataにチェックを入れて[Accept]を押します。

06-3どのメタデータを読み込むのかのウィンドウが表示されます。
「Show items as New Content」は、コンテンツのアイコンに「New」をつけるかどうかです。
全部にNewが付いて煩わしいので、チェックを外しています。

[Accept]を押すと、読み込みが始まります。
コンテンツが多いと時間がかかります。

7) 復旧完了です。
07-1自分でカテゴリの仕分けを行って整理していても、メタデータに上書き保存をしていないと、当然ながら仕分けは失われます。
自作のデータなども、メタデータを作ってこまめに保存しておくことを強くお奨めします。
メタデータは[Content Library]のProductsから、保存・管理します。


07-2私の場合では、
セットにならないような単品ファイルはmyCharactersなどのメタデータを作り、そこにすべて放り込むような形にしています。
このサンプル画像だと、明らかにチ○コが目立ちますが…、
どうか気にしないで下さい。



sb-01余談ですが
DAZ Studioの再インストールなど、余計なことを行っている時に
「Scene Builder for DAZ Studio」というものが新しく加わっていることに気が付きました。
昨年12/13にリリースされたversion 4.6.1.39で追加されたもののようです。

sb-02DAZ Studioを起動すると出てくるこの初心者用ウインドウの下に、それはありました。
多くの人は、これを表示しない設定にしているかと思います。
Editメニュー > Preferences から Startup設定の
“Show Welcome Page”にチェックを入れると、表示されるようになります。

sb-03アイテムを選択してシーンを構築するもののようです。
このアイテムは追加できるのかな?
後で改めてよく見てみたいと思います。