ポーズの左右反転はどうするのかご質問いただき、折角なのでポーズのシンメトリ(左右対称)についてまとめたいと思います。
ポーズのシンメトリ機能は、片側だけポーズを付けたものを反対側にも同じポーズを設定したり、左右を反転させたり、という場合に使います。例えば、万歳や座るポーズなど、左右が似たようなポーズのときには、左右どちらか一方のポーズを作成し、シンメトリを利用してからもう一方を作成すると、ポーズ作成の手間を軽減させることが出来ます。
シンメトリは[Poses]タブもしくは[Parameters]タブのオプションからSymmetryを選択するか、ショートカットキーのShift+Yを押します。
するとこんなオプション画面が表示されます。
Nodes : シンメトリを適用するノード。
・Root - フィギュア全体。
・Selected - 現在選択しているノード。
Propagation : シンメトリ効果の伝達方法。
・None - なし。選択したノードから下の階層には影響しない。
・Recursive - 選択したノードの子まで影響する。
Direction : どちらの方向に対して変更を行うか。
・Left to Right - フィギュアの左側から右側へ。
・Right To Left - フィギュアの右側から左側へ。
・Swap Left and Right - 左側と右側を入れ替える。
Trunk Nodes : 頭や腰など、中心が軸となるノードの操作。
・Leave Alone - 現在の場所を保持。変更はされない。
・Mirror Y|Z Rotations - Side-SideとTwistが反対側になる(10が-10になる)。
・Zero Parameters - Transformsの値はすべて0に設定される。
Left Node Prefix , Right Node Prefix : 左および右側のノードの、左右を区別するのに必要な接頭語。
Transforms : Transformsの各変更設定。必要に応じて、変更したくない項目はチェックを外す。
このポーズを元に、よく使いそうなシンメトリ設定の例をご紹介します。
※例のフィギュアはGenesisを使用していますが、どのフィギュアでも操作は一緒です。
※Node PrefixとTransformsの設定は変更しないので割愛します。
<右前腕のポーズを左前腕にも設定(前腕のみ)>
右前腕のノード(Right ForeArm)を選択してから
Nodes : Selected
Propagation : None
Direction : Right To Left
Trunk Nodes : Leave Alone
<右腕(肩から指先まで)のポーズを左腕にも設定>
右肩のノード(Right Collar)を選択してから、
Nodes : Selected
Propagation : Recursive
Direction : Right To Left
Trunk Nodes : Leave Alone
<右腕と左腕のポーズを入れ替える>
右肩のノード(Right Collar)を選択してから、
Nodes : Selected
Propagation : Recursive
Direction : Swap Left and Right
Trunk Nodes : Leave Alone
<右半身(右腕右脚)のポーズを左半身にも設定>
Nodes : Root
Propagation : Recursive
Direction : Right To Left
Trunk Nodes : Leave Alone
<ポーズ全体を左右反転させる(ミラーポーズ)>
Nodes : Root
Propagation : Recursive
Direction : Swap Left and Right
Trunk Nodes : Mirror Y|Z Rotations
ポーズのシンメトリ機能は、片側だけポーズを付けたものを反対側にも同じポーズを設定したり、左右を反転させたり、という場合に使います。例えば、万歳や座るポーズなど、左右が似たようなポーズのときには、左右どちらか一方のポーズを作成し、シンメトリを利用してからもう一方を作成すると、ポーズ作成の手間を軽減させることが出来ます。
シンメトリは[Poses]タブもしくは[Parameters]タブのオプションからSymmetryを選択するか、ショートカットキーのShift+Yを押します。
するとこんなオプション画面が表示されます。
Nodes : シンメトリを適用するノード。
・Root - フィギュア全体。
・Selected - 現在選択しているノード。
Propagation : シンメトリ効果の伝達方法。
・None - なし。選択したノードから下の階層には影響しない。
・Recursive - 選択したノードの子まで影響する。
Direction : どちらの方向に対して変更を行うか。
・Left to Right - フィギュアの左側から右側へ。
・Right To Left - フィギュアの右側から左側へ。
・Swap Left and Right - 左側と右側を入れ替える。
Trunk Nodes : 頭や腰など、中心が軸となるノードの操作。
・Leave Alone - 現在の場所を保持。変更はされない。
・Mirror Y|Z Rotations - Side-SideとTwistが反対側になる(10が-10になる)。
・Zero Parameters - Transformsの値はすべて0に設定される。
Left Node Prefix , Right Node Prefix : 左および右側のノードの、左右を区別するのに必要な接頭語。
Transforms : Transformsの各変更設定。必要に応じて、変更したくない項目はチェックを外す。
このポーズを元に、よく使いそうなシンメトリ設定の例をご紹介します。
※例のフィギュアはGenesisを使用していますが、どのフィギュアでも操作は一緒です。
※Node PrefixとTransformsの設定は変更しないので割愛します。
<右前腕のポーズを左前腕にも設定(前腕のみ)>
右前腕のノード(Right ForeArm)を選択してから
Nodes : Selected
Propagation : None
Direction : Right To Left
Trunk Nodes : Leave Alone
<右腕(肩から指先まで)のポーズを左腕にも設定>
右肩のノード(Right Collar)を選択してから、
Nodes : Selected
Propagation : Recursive
Direction : Right To Left
Trunk Nodes : Leave Alone
<右腕と左腕のポーズを入れ替える>
右肩のノード(Right Collar)を選択してから、
Nodes : Selected
Propagation : Recursive
Direction : Swap Left and Right
Trunk Nodes : Leave Alone
<右半身(右腕右脚)のポーズを左半身にも設定>
Nodes : Root
Propagation : Recursive
Direction : Right To Left
Trunk Nodes : Leave Alone
<ポーズ全体を左右反転させる(ミラーポーズ)>
Nodes : Root
Propagation : Recursive
Direction : Swap Left and Right
Trunk Nodes : Mirror Y|Z Rotations
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